「サイ」それは、一番見た目が恐竜っぽい動物。
かつて地球に栄えた恐竜のトリケラトプスに似ていると思いませんか?
まるで鎧をまとったような体と特徴的なツノ。
なんかロマンを感じますよね。
しかし、彼らは立派なツノを持ったばかりに乱獲され、今や絶滅の危機です。
当然、その責任は我々人類にあります。
我々はそんなサイのことを知る必要があるのです。
サイの生態と豆知識
サイは多くの動物園で見ることが出来ますが、今や絶滅が危惧されていて、現生するサイは全部で5種類です。
- シロサイ
- クロサイ
- スマトラサイ
- インドサイ
- ジャワサイ
その中で皆さんが思い浮かべるのは、おそらく「シロサイ」か「クロサイ」ではないかと思います。
どのサイも強靭だけれども、ちょっとダブついた皮膚を持っていますね。
そのダブつきのせいで、まるで鎧をまとっているように見えるんです。
一番硬いと言われるその皮膚は一体どんな感触なんでしょうか?
とある動物園では、サイに触れられるイベントがあるそうですよ。
触ってみたいですね。
あと、見落としがちなポイントなんですが、彼らは意外と大きな耳を持っているんです。目が悪いので、代わりに聴覚と嗅覚が発達しているんですね。
サイのツノは骨にあらず
あの立派で硬そうなツノは「ケラチン」というタンパク質から出来ていて、成分的には爪や毛とかイボ?と同じものだそうです。頭蓋骨からつながった骨ではないんですね。
不思議ですよね?
そして、ツノの位置にも注目してください。
サイのツノは顏の中心に位置しています。
一つだろうが、二つだろうがです。多くの動物の角は左右2本配置されているが多いですよね。
なぜなのか?更に不思議ですね。
一撃必殺の攻撃力を持つサイ
陸上生物の中で最高の攻撃力を持つのはサイだと思うのです。
その理由をご説明します。
現存するサイの中で、一番大きな体を持つのは「シロサイ」です。
その大きさは、体長2.5~4m、体重1,000~3,500kgと言われます。
走る速度は最高で50km/hにもなります。
ここで一つ、比較をしてみたいと思います。
成獣の平均的な体重を2,500kg程度だと仮定します。我々の身近でそのくらいの重さのものは何があるでしょうか?
トヨタの誇る最上級のSUV「ランドクルーザー」と大体同じですね。
その先にツノが付いた状態を想像してください。
それが50km/hで走ります。
もちろん4WDです。
攻撃力は想像するに容易いですね。
恐ろしい…
オシャレにうるさいサイ
サイは泥パックが大好きです。
水たまりを見つけると全身泥パックに夢中になります。パックすることでお肌の調子を整えているんですね。
もちろん体温の調整や、虫除け、乾燥の防止など色々な説があります。
そしてツノ。このツノの形状はそれぞれの個性の表れでもあるんです。
ネコが爪を研ぐように、彼らはツノを研ぎます。木にこすり付けたり、岩にこすり付けたり。長い時間をかけて、自分の気に入った形に整えるんですって。
意外とオシャレなんですねぇ。
まとめ 皮膚とかツノとか不思議がいっぱい
一番強靭な皮を持ち、不思議なツノを持つサイに興味が出てきたのではないでしょうか。
カッコいいだけでなく、かわいらしい一面もありましたね。
見たくなったらぜひ動物園へ。
ちなみに9月22日は、絶滅の恐れがあるサイの現状を伝えるべく、「世界サイの日 (World Rhino Day)」に指定されています。
サイを飼育している動物園では特別なイベントを行っているそうなのでお勧めです。
コメントを残す コメントをキャンセル