食糧不足の救世主なのか【コオロギせんべい】を食べた感想

 

なぜか最近「コオロギ」を使った食品を目にする機会が多くなってきました。

日本で流行っているのか、はたまた自分の検索履歴のせいで昆虫食に関するニュースが優先的に表示されているのかは分かりませんが。

※当時バッタの大量発生があったので、イナゴ食や昆虫食についてよく検索していたからか?

 

ありつけなかった「未来コオロギスナックⅡ」

最初にコオロギに興味を持ったのは「コンフェクショナリー・コオロギ」という会社の「未来コオロギスナックⅡ」です。

食べたくてアマゾンで注文したんですが、注文完了したにもかかわらず注文殺到のため取り消されてしまいました。

「コンフェクショナリー・コオロギ」のHP

それが悔しくて、絶望していた時に無印良品の「コオロギせんべい」発売を知ることになったのです。

※忘れた頃に近くのスーパーで投げ売りされていたので食べることが出来ました。

 

無印良品の「コオロギせんべい」

発売を知った私は前回の反省のもと、コオロギせんべいを注文開始日に注文しました。

次の日には売り切れていたので結構な人気がうかがえますね。

みなさんモノ好きですね。

 

無印良品のHPには以下のように書かれています。

やがて来るだろう世界の食糧危機への対策として、昆虫食が注目を集めています。
栄養価が高く環境への負荷も少ないことから、国連食糧農業機関(FAO)も推奨。
まだ抵抗感をもつ人も多い食材ですが、無印良品は徳島大学と連携してコオロギ粉末入りのせんべいを開発しました。
地球にやさしい未来食です。

コオロギが 地球を救う?

特に関係ないですが、徳島大学は受験したことがあります。

落ちましたが。

 

ちなみに会社の同僚に昆虫食に関する話をしてみましたが、相当嫌がっていました。

一方、別の課の若手にすすめたら興味があるようだったので、一袋プレゼントしました。

後日感想を聞こうと思います。

 

コオロギの味は

コオロギせんべいとは言っても粉末になったコオロギが含まれているということなので、特に特徴的な味はしませんでした。

うなぎパイみたいなもんですかね。

HPにも書かれているように、強いてあげれば“エビやカニ”のような甲殻類のせんべいみたいな香ばしさを感じます。

多分、黒いつぶつぶがコオロギ

コオロギの味ってどんなだろう?と期待していたんですが、このせんべいは醤油味が強めのなので、「虫なんて食えるか!」という人たちでも抵抗なく食べられる味に仕上がっています。

 

コオロギの味は食べたものに左右されるそうなので、雑食の野生コオロギは臭いこともあるそうです。

それを感じないということは、コオロギの味をなくすような管理をしている。ということだと思います。

 

少し残念な反面、今後の代替食料としては変な臭いが無いというのはありがたいことです。

企業努力が素晴らしい。

タンパク質もなかなか

栄養について見てみると、タンパク質は100g換算すると約9g弱含まれているのでまあまあ優秀です。

コオロギをもっと入れればさらにタンパク質割合は増えることでしょう。

 

ただし、残念ながら甲殻類アレルギーの人は食べられないようなので気を付けてください。

「類似した成分」というのは昆虫の外骨格のことかな?そうすると、昆虫食は甲殻類アレルギーの人には無理ということになりますね。

それは非常に残念だ。

 

昆虫食について

日本で昆虫食と言えば「イナゴの佃煮」「蜂の子」の認知度が高いですよね。

私は静岡出身ですが、イナゴの佃煮は幼いころに食べた記憶があります。

 

現在でも長野県や山形県、関東地方の山間部などを中心に販売されているようですが、佃煮はつまみという感じなので大量に食べられるわけもなく、本格的に食料として食べるには少々無理があるかなと感じます。

そもそもイナゴの臭みが強いから、佃煮のように元の味が分からないような味付けにしているんだと理解していました。

それが、今回の「コオロギせんべい」のように臭みを無くせるなら未来は明るいだろうと思います。

 

昆虫食がなぜ取り沙汰されているかと言うのは、成長や繁殖の早さからタンパク質生産のコスパが良いらしいです。

それに丸ごと食べられるという事も生物の栄養を摂取するという点では理にかなっているような気もします。

 

世の中には植物性のものだけで生きていく「ヴィーガン」という人もいますが、動物として生きている以上、他の動物を食べるのは仕方ないと思うんですよね。

私は鳥も豚も牛も好きです。

美味しく食べます。

 

でも心が痛まないかと言ったら多少は痛みます。

基本的に動物は好きですからね。

でも、その気持ちは慣習と手軽さには勝てないんです。

要は「エゴ」です。

 

個人的にはヴィーガン生活も興味ありますが、今はそれに取り組めるほどの熱意がないので無理なんです。

同じ命というカテゴリーなのに区別するのはアレなんですが、動物より虫の方が心は痛まないんです。

だから昆虫食は個人的に歓迎です。

 

今回のせんべいを食べる前は「原型を残したものはさすがに無理だな…」と思っていましたが、食べ終わった今はイケるような気がしますね。

覚悟が出来たら、今度は「コンフェクショナリー・コオロギ」で「スーパーコオロギおつまみ」を買おうと思います。

昆虫食【バッタ】
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