「明日暇?」とだけ聞かれるとむかつく人が多いらしいです。
こんな事を聞いてくるなんて失礼なヤツだ!自己中だ!卑怯者だ!と散々非難されていますが、かつてそんなフレーズを常套句のように使っていた私から伝えたいことがあります。
そんなことは思っていない。むしろ逆。と。
過去形なのは今は使わないようにしているからです。
20代前半の頃まではよく「暇?」と言っていましたが、年を重ねるごとに使う事は少なくなっていきました。
何故なら自分も社会人になり、相手も暇ではなかろうという配慮が出来たから。あと、良く思わない人がいることに気が付いたから。
だから今は少しマシな人間になっている。
そう思いたい。
まぁ、とにかくこのような“用件を先に言わない問いかけ”に対して世間の評判はすこぶる悪いです。
- 用件によってその日が暇かどうかが決まる
- 逃げ場を塞いでくるようでむかつく
- 暇と答えたら後で断りづらくなる
- 完全なる自己中、卑怯者etc…
確かに…言われてみればごもっともです。
あの頃、もし嫌な気持ちにさせていた人がいたら申し訳なかったと思います。
しかし、当時の私は本当にそんな事を考えていたわけではないんですよね。
ただ単純に自分の用事は相手の用事の一番下に、本当に予定がないなら検討してくれという意味で使っていました。
仮に分かりやすく文章にするならこう↓
「もし君の明日の予定がまだ決まっていなくて、特にすることもない状態、つまり暇なら俺と一緒に○○をしないかい?もちろん、俺に気を使わなくていい。面倒であれば断って構わないし、純粋に○○に興味があればぜひ参加してほしい。」
これが略されて
「明日暇?」
となっていたわけです。
この裏には、
- もしかして相手は用件に対しては興味が薄いが、自分に気を使ってOKしてくれるかもしれない。
- だとしたら申し訳ない。
- だからまず最初に暇かどうか確かめたい。
という気持ちが隠れています。
大体、そんな時の用件というのは予定が決定しているわけではなく、あてもなくドライブしたり、どこかに食事に行ったり、時間も相手の都合に合わせて調整できる場合が多いものです。
つまり先に相手の予定を聞いてから、自分の予定も同時に組立てようとしていたんです。
(暇と言ったら断れないように詰めてやろう。)なんてことは微塵も思っていないのです。
むしろこちらとしては、暇じゃなければ「暇じゃない。」とか「何時頃なら少し時間ある。」と言ってくれるであろうことを期待していたんです。
「逆に自分が言われたらどうなんだ!?」とご立腹の方もいますよね。
その場合の私の返答はこのようになります。
~ある程度予定がある場合~
相手「明日暇?」
私「暇ではないが調整は可能。何があるの?」
相手「○○しないか?」
私「明日はいいや。」
~予定がない場合~
相手「明日暇?」
私「暇。何があるの?」
相手「○○しないか?」
私「面倒だからパス。」
用件によってその日が暇かどうかが決まるのは私も同じですが、断ること自体を気にする人が多い。という点に対しては配慮が足りなかったと思います。
断りづらい相手だったら…という場合も考えてみましたが、私の中で面倒な用件なのに断りづらい相手に暇か聞かれた場合、ただ「暇」と答える事自体が無いので参考になりませんでした。
そして更におかしいと思われるかもしれませんが、断られたくない場合にこそ用件を先に告げていたことが多いです。
「明日○○をしたいんだけど、時間空いてない?一緒に行かないか?」
先に自分の気持ちの強さを表し、切望していることを表現していたつもりです。
私からすれば、相手が提示してくれた案をすべて聞いてから断ることの方が罪深く、暇かどうかの質問に答えることの方がはるかに楽に思えていただけなんです。
確かに世間で言われるように、わざと断りづらい状況を作り出している輩もいるかもしれないですが、そのような考えの人ばかりではないと言う事をぜひ知ってほしい。
そして、そんな時は「初めに用件を言ってくれなければ答えようがない。」
そう教えてくれれば次回から改めると思います。
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