私は猫が好きです。
おそらく幼い頃から猫を飼っていたのが原因だと思うんです。
なぜ私が猫をすきなのか?
猫に対して思うところを掘り下げていこうと思います。
ちなみに私が好きだと言っているのは仔猫ではなく成長した猫のことです。
別に仔猫が嫌いなわけではないです。
小さくてかわいいとは思いますけど、でもそれは「子供としてかわいい」だけなんですよね。
いわゆる「純真無垢な象徴」としてのかわいさしか感じないんですよ。
彼らはまだ猫としては未熟すぎて、本来の魅力はまだ備わっていない感じがするわけですね。
犬だってイノシシだって子供はなんだってかわいいですから。
では本題に入ります。
猫はまず美しい
猫というかネコ科すべてに当てはまるかもしれませんが、しなやかで力強いフォルムをしていますよね。
ああいう形が好きなんです。
例えば寝起きの伸びのポーズがあるんですが分かりますかね?ヨガの定番ポーズにもなっているあのポーズ。
これは正に曲線美でしょう。
そして、運動能力に特化するように発達した筋肉。
そこら辺の猫でも本気を出すと50km/hくらいで走ることが可能だと言われています。
鍛え上げられた身体や均整のとれた身体というのは、なぜか非常に魅力的で美しく感じるものです。
人間でもそうですけど、例えばアスリートの身体はそれぞれのスポーツに特化した体になってますよね。
無駄なものが削ぎ落とされて美しいですよ。
敬遠されがちですがボディビルダーもそう感じます。
自分も出来ればそうでありたいと思います。
猫は佇まいもいい感じ
彼らが座っているところを見てほしいんですが、立ち止まって前足をそろえて、スッと腰を下ろします。
そうしたらしっぽをくるりと身体に巻いて完成です。
歩く時も足の運びはほぼ直線上になり、澄まして歩きます。
モデルがランウェイを歩いているよう感じですね。
人間というものは美しさを求めている生物です。
これは私がそう思うとか、そういう事ではなく大昔から彫刻や絵画などでも表現されている通りなんですけど。
そして、私の美しさを感じる感性にジャストフィットするのが猫だということなんだと思います。
ひどいギャップ
いわゆるツンデレってやつですかね。
猫それぞれの性格の違いはありますが、基本そっけない態度のことが多いですよね。
それでいて澄ましているもんだから、クッソ偉そうに見えるんですよ。
まるで自分は孤高の存在であるかのような、そんな素振りがデフォです。
私の周りにも猫が苦手な人は結構いますけど、大体怖いとか憎たらしいとかそんなイメージを持っている人が多いみたいです。
だからかわいくないと。
猫を好きな私からしても概ね理解はできます。そんなんだから、慣れていない人にとってはかわいくないと映っても仕方ないのかなぁと思います。
でも家で飼っている人とか、今までに人懐っこい猫に出会えた人は多分印象が違うはずです。
呼んでもしっぽでしか反応しないくせに、煮干しでもちらつかせれば文字通り猫なで声で寄ってきます。
よく分からないけど急にすり寄ってきたり、邪魔してきたり、夜寝ていると布団に乗ってきたり。
ウザいくらいベタベタしてくるんです。
さらに謎なのはトイレ行った後に猛ダッシュしてはしゃいでいる事とかありますからね。
本当によく分からないですよ。
でもまぁ、うざったい時があるといっても、やっぱりかわいいやつですよ。
猫の体臭はあまり感じない
飼ってる人は知ってると思うんですけど、猫は臭くないんですよ。
体臭があまりないと言うか、むしろいい匂いがするんですよね。
私は実際に「猫は臭いから嫌い」っていう人に会ったことがありますが、その人の話はこうでした。
- 幼い頃に近所にたくさん猫を飼っている家があった。
- その家の近くは臭かった。
- 近所の人達はネコの被害に遭っていた。
- それ以来、猫は臭いから嫌いになった。
確かに小さい頃にそういったマイナスのイメージがついてしまうと、なかなか猫を好きになるのは難しいと思います。
ただ本来は猫はあまり匂いのしない動物ですから、その人にも説明しました。
信じてくれたかどうかは分からないですけど。
よく言われているのは、猫は単独待ち伏せ型の狩りをする動物だから体臭があると不都合だという説。
匂いもそうだし爪を隠すことができるということも関係してます。
いかに近くまで獲物に気づかれないで近づくかということがカギになるので、匂いがあったり物音を立てると獲物にバレて逃げられてしまうというわけです。
この説は非常に納得できます。
逆に犬なんかは群れで暮らしていて、狩りをする時もグループで連携して追い込みをする習性があるから、別に匂いがあろうがかまわないってことらしいです。
丁度いい距離感
あとは犬との比較になってしまうんですけど、距離感っていうのがあるんですよね。
むかし実家で犬を飼っていたことありますが、心底自分を信じてくれている。というかむしろ服従するというか。
自分を慕ってくれているのはすごくうれしいんですが、こっちは人間だから色々汚いこととかも考えているわけじゃないですか。
それなのにすべて信じて疑わないあの感じ。
100で来る犬に100で返せない自分がいるんですよ。
それが少し心苦しい感じがするんですよね。
(うしおととらの秋葉流の気持ちがわかるよ)
私が未熟なだけというのは否めないですが。
その点、猫は自分の都合のいい時しか近寄って来ないですから。
勝手に生きていて、こっちも勝手に触りに行く。
けど逃げる。
みたいな。
そんな感じが一番心地いいのかなと。
ちなみに猫が好きって英語にすると
「 I like cat」
って思っていたんですが実は違うらしいです。
正しくは
「I like cats」
こう言わないとネイティブの人たちには「 私は猫の肉が好きです。」って意味に聞こえるらしいですよ。
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