【怒り】中小企業から大手企業に転職して年収が300万上がった 1

 

もう何年も前になりますが、私は一度転職を経験しています。

  

以前は地方の工場で働いていましたが、今は関東の大手企業で働いています。

その結果、年収は300万上がりました。

 

まぁ色々葛藤はありましたが、結果的に転職して良かったと思っています。

世間には成功も失敗もいろんな体験談がありますが、一つの成功例として見ていただければいいかなと思います。

 

以前働いていた会社

以前は工場で現場スタッフとして働いていました。

 

業務内容は板金加工全般で生産技術というか試作というか、客先からもらった試作図面を基に展開図を書いて、それを切断→曲げ→溶接→仕上げをする。

そして、問題なければ量産へ向けて標準化する。

そんな仕事でした。

 

標準化のための治具設計・製作や、その他にも設備の修理やら不具合品の修正、棚を作ったりなど結構色々なことをしていました。

小さい会社の特徴だと思いますが、一人のカバーする幅は結構広いと思います。

 

根本的に「試行錯誤しながら製品を作り上げる」という感じだったので、給料はそんなに高くないものの、仕事としては非常に面白味がありました。

それに中小ながら海外拠点もあったので、そこへの出張も経験させてもらったりと、いい経験もさせてもらいました。 

社員も個性的な人が多くて楽しかったですね。

社会人になって初めて勤務した会社でしたが、幸い良い上司にも仕事仲間にも恵まれていたので、色々なことを教わりました。

世話になった人には今でも感謝していますし、たまに連絡を取る人もいます。

 

その他、トラブルも多少はありましたが、全体的に居心地のいい会社でした。

 

そんな状況だったので、ぼんやりと(このままこの会社にずっと努めていくのかな…)という思いは何となく心の奥にありました。

あの出来事が起こるまでは…

 

転職を決めた理由

私はのらりくらりと生きてきたので、初めから会社に対する執着はありませんでした。

ですが、わりと楽しくやっていたので特に転職しようとも思っていませんでした。

(私の入社当時を知る人はすぐに辞めると思っていたらしいです。心外ですが。)

 

しかし、長年勤めていると色々と溜まってくるのはしょうがないのです。

人間関係とか会社の方針とか。

 

人間関係の悪化

会社に対しての不信感が上昇してきたのは、工場長が変わったことが始まりでした。

 

簡単に言うと、私の嫌いなタイプの人間が工場長になりました。

 

初めからある程度大きな会社に勤めている方には考えられないと思いますが、中小企業の中には社長と気軽に話せるような会社も多いです。

そんな会社の上層部に偏屈がいると中々辛いものがあります。

 

彼の嫌いなポイントとしては

  • 無駄に偉そう
  • 社員に対して口が悪い
  • 自画自賛する

といった感じ。

 

彼は親会社から来てもらった人材なんですが、工場長としてやってきたので工場内では一番上の立場です。

普通に考えれば、実際に上の立場なので特別偉そうな態度を取る必要はないと思うんですが、なぜは彼は初日から非常に偉そうな態度で社員に対して接していました。

おそらく親会社から来たというプライドや、受け入れられるか分からない不安がそのような態度になって表れていたんでしょう。

しかし、それが逆に小者臭を増加させていました。

  

(こいつは胡散臭いなぁ…)

 

それが第一印象でした。

 

単純に「偉そうなヤツ」が嫌いなので関わること自体が苦痛でした。

 

会社の発展性

今後の会社の行く末も不安要素の一つでした。

 

会社自体は中小でしたが、大企業の取引先として長かったため安定感はありました。

しかし、上に大企業がいるということは従うしかないわけです。

具体的な支障はないんですが、親会社>子会社という絶対的な力関係は覆せない。

彼が来てから、そんな雰囲気がより強く社内に流れている気がして少しイラっとしました。

 

それに、会社の規模からしても新しい仕事を受注できる余力も少ないので、この先もっと発展する可能性は低いだろうと判断しました。 

余力というより上層部の考え方が保守的だった気がしますが、それはまぁ、当然といえば当然かもしれませんけどね。

 

給料に関しても、会社の発展性がなければ今後の期待はあまり持てないわけです。

当時の年齢と地域からすれば生活できる額でしたが、評価基準も上層部の私情が強く反映されている様子もあり、将来に対する不安は募るばかりでした。

 

その他の要因

あとは年齢の問題です。

よく「転職は30歳まで」というのを聞くので、ふとした瞬間に(ずっとこの会社でいいのかな?)と考えることが多くなっていました。

その当時、実際の年齢は30を超えていましたが、特別な能力がない限り、転職は年齢を重ねるごとに不利になっていくであろう事は分かっていたので、自分の中で焦りもありました。

 

主な理由としてはこんな感じです。

細かいエピソードは腐るほどありますが、思い出せばキリがないので書きません。

 

人は仕事を構成する「人間関係」「給料」「仕事内容」という3つの要素のうち、2つ満足できなくなると転職したくなる

そんな話を聞いたことがありますが、その当時のことを思い返すと、正にその通りだなと思います。

確かに1つであればなんとか理由をつけて自分を納得させることも出来るんですが、2つに増えるともう無理です。

何のために働いているのか分からなくなるんですよね。

 

そして、その中でも、やはり人間関係は最重要だと感じました。

 

他人を嫌いになると、その人のやることなすことすべてに腹が立つという人も多いはずです。

ですが、私は大人になってから彼ほど嫌いになる人間はいませんでした。

今までは苦手な人に無駄に近づかないようにしたり(こいつムカつくけど、ここはすごいよな…)とか自分の中でバランスを取りながら生活してきました。

それなのに、それが追い付かないほどのストレスを与えてくるのです。

 

最終的には「声を耳にする」「視界に入る」それだけでアドレナリンが分泌されるような感覚になりました。

 

(このまま働いていたら、おかしくなるかもしれん…)

 

「怒り」を原動力に、強く辞める意思を固めました。

 

つづく。

 

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